リツアンSTCの長谷川

私は2007年創業の技術者派遣会社リツアンSTCで10年以上勤務し、「さよならマージン」として働いています。

社内Slack導入でコミュニケーションを活性化:リツアンSCTの新たな試み

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📚 それでは今回の記事の内容をご覧ください。

なぜこの話題を取り上げたのか?

現代の企業において、社員間のコミュニケーションの質は業務効率や社員の満足度に大きく影響します。特にエンジニアが多く所属する企業では、技術的な情報共有やキャリア形成におけるサポートが重要です。今回は、リツアンSCTが実施している社内Slack導入によるコミュニケーション強化の取り組みについて詳しくご紹介します。


社内Slack導入の背景と目的

今年4月から実施されている野中社長とエンジニアの皆さんとの意見交換会にて、「エンジニアメンバーもコミュニケーションができる場が欲しい」といった要望が多数寄せられました。この声を受け、社内コミュニケーションツールとしてSlackの導入が決定されました。

Slack導入の目的は以下の通りです:

  1. 案件情報の開示による効果

    • 待機リスクの軽減:案件情報を開示することで、待機リスクを軽減します。エンジニア社員が次の就業先を早期に探す手助けとなります。就業先企業の景気動向やプロジェクトの進行状況については、その企業で働くエンジニア社員が最もよく把握しています。企業間の契約では、契約終了の1ヵ月前に通知することが義務付けられていますが、通知後の1ヵ月間でエンジニア社員に最適な案件を紹介できるかというと、不確実性があります。そのため、就業先の景気動向が不透明な場合やプロジェクト終了の兆しがある場合には、先回りして次の就業先を探しておくことがリスク軽減につながります。案件情報の開示は、このように先回りして次の就業先を探す際に効果を発揮します。
    • 市場動向の把握:案件情報を開示することで、市場動向を把握できます。これにより、市場で求められているスキルセットを理解し、自分の現在の市場価値を把握することができます。これを基に、将来のキャリアプランを立てる際の参考にしたり、今後習得すべきスキルや知識を適切にキャッチアップすることができます。
    • フィードバックの促進:案件情報を開示することで、エンジニア社員はリツアンに不足している、または必要としている分野や領域の案件について意見を述べることができます。エンジニア社員からのフィードバックをもとに、営業社員は不足している案件を獲得するように努めます。これによりリツアンは多様な案件を取り揃え、さまざまなスキルセットを持つエンジニア社員に最適な案件を紹介することができるようになります。
  2. エンジニア社員間の横のつながり強化

    • 具体的で詳細な情報交換の促進:エンジニア社員同士の交流を深めることで、営業社員からはなかなか伝えきれない、より具体的で詳細な情報交換が可能になります。例えば、次のシフト先企業を探している場合、興味がある企業で実際に働いているエンジニア社員と直接コンタクトを取ることで、案件情報では分からない人間関係や職場の雰囲気、実際の業務環境などの細かな「現場感」を知ることができます。このような情報交換によって、「案件ガチャ」という期待外れの案件に当たるリスクを軽減することができます。
    • スキルアップとキャリア形成の支援:エンジニア社員同士の交流は、スキルアップやキャリア形成に役立ちます。例えば、若手社員がベテラン社員と交流することで、ベテラン社員からスキルやキャリアの発展に関する貴重なアドバイスを得ることができます。また、新たな領域に挑戦したい場合、その領域で実際に働いているエンジニアと連絡を取ることで、現場の状況や必要なスキルについて具体的な情報を収集できます。これにより、キャリアパスを明確に描くことができ、必要な準備や学習を効率的に進めることが可能になります。
    • 待機社員の就業先確保の支援:エンジニア社員同士の交流が深まることで、待機社員の次の就業先を確保する際に有利になります。待機社員が次の職場を探している場合、既にその企業で働いている社員から直接的なアドバイスや内部情報を得られるため、最適な案件を見つけやすくなります。さらに、既にその企業で働いている社員が待機社員の情報を企業の採用決裁者に直接伝え、採用を促すことで、待機社員が早期に次の就業先を見つける手助けとなります。

Slackの将来的な運用について

現在、エンジニア社員を段階的にSlackの社内チャンネルへ招待しております。全員を同時に招待すると現場対応が混乱し、皆様にご迷惑をお掛けする恐れがあるため、このような措置を取っています。今後は実際の運用を基に、運用ルールなどを作成していきます。初めは小規模から始め、徐々に全社員に対象を広げていく予定です。

Slack参加後の運用について:

  • 案件一覧の閲覧と問い合わせ機能:Slack参加後、案件一覧が閲覧でき、興味のある案件に対して問い合わせ機能がございますが、現在は待機者および契約終了者に限定し、問い合わせ機能を使用できる制限をつけております。
  • 招待者の選抜:現在ランダムに選ばれたエンジニア社員の皆さんと「社長個別ミーティング」を行っており、そのミーティングの実施者及び待機者および契約終了者を社内Slackに招待しています。ただし、現在の就業先でシフト変更を検討中の方や契約延長が不透明な方がいらっしゃれば、問い合わせ窓口までご連絡いただければ、優先的に社内Slackに招待します。
  • 多様な交流チャンネルの用意:Slackの社内チャンネルの将来的な運用については、仕事の枠を超えた趣味や様々な関心事を共有できるチャンネルにしていきたいと思っております。例えば、副業情報チャンネル、オンラインゲームチャンネル、キャンプ情報チャンネル、ツーリングチャンネルなど、多様な交流チャンネルを用意し、エンジニア社員同士が横のつながりを深め、交流を活性化することを目指します。これが結果として業務に関する情報交換が活性化され、全体の業務効率やエンジニア社員の皆さんの満足度向上に繋がると期待しています。

Slack導入の具体的な運用効果と期待

Slack導入による具体的な運用効果について、以下のような点が期待されています:

  1. 待機リスクの軽減:案件情報の開示により、エンジニア社員が次の就業先を早期に探すことができ、待機リスクを軽減できます。これにより、エンジニア社員の就業安定性が向上し、リツアンSCT全体の業務効率も向上します。

  2. 市場動向の把握とキャリアプランの構築:案件情報の開示により、市場動向を把握することで、エンジニア社員が自分の市場価値を理解し、将来のキャリアプランを構築するための参考になります。これにより、エンジニア社員は自分のキャリアをより戦略的に考えることができ、リツアンSCTとしても優秀な人材の育成に繋がります。

  3. エンジニア社員間のフィードバック促進:案件情報の開示により、エンジニア社員からのフィードバックが増え、リツアンSCTは多様な案件を取り揃えることができます。これにより、エンジニア社員一人ひとりに最適な案件を紹介することが可能となり、社員の満足度が向上します。

  4. 具体的で詳細な情報交換の促進:エンジニア社員同士の交流が深まることで、具体的で詳細な情報交換が可能となります。これにより、エンジニア社員は次のシフト先企業や職場の雰囲気、実際の業務環境などについて詳細な情報を得ることができ、「案件ガチャ」のリスクを軽減できます。

  5. スキルアップとキャリア形成の支援:エンジニア社員同士の交流は、スキルアップやキャリア形成に大いに役立ちます。ベテラン社員からのアドバイスや、新たな領域に挑戦する際の具体的な情報収集が可能となり、エンジニア社員の成長をサポートします。

  6. 待機社員の就業先確保の支援:待機社員が次の就業先を探す際に、既にその企業で働いている社員から直接的なアドバイスや内部情報を得ることができるため、最適な案件を見つけやすくなります。また、既にその企業で働いている社員が待機社員の情報を企業の採用決裁者に伝え、採用を促すことで、待機社員が早期に次の就業先を見つける手助けとなります。


最終的に何が見えてきて、世の中に何を訴えたいのか

リツアンSCTのSlack導入は、単なるコミュニケーションツールの導入にとどまらず、エンジニア社員のキャリア形成や業務効率の向上、さらには社員の満足度向上を目的としています。今後もこのような取り組みが他の企業でも広がり、働きやすい環境作りが進むことを期待しています。エンジニア社員一人ひとりが成長し、リツアンSCT全体が発展することで、より多くの企業が同様の取り組みを実施し、業界全体の発展に寄与することが望まれます。


比較表

項目 目的 効果
案件情報の開示 待機リスクの軽減、市場動向の把握、フィードバック促進 リスク軽減、キャリアプラン立案、案件多様化
横のつながり強化 情報交換の促進、スキルアップ支援、就業先確保の支援 案件ガチャリスク軽減、キャリア形成、早期就業先確保
多様な交流チャンネルの用意 趣味・関心事の共有、業務に関する情報交換の活性化 交流活性化、業務効率向上、社員満足度向上

このように、リツアンSCTの取り組みは社員一人ひとりの成長と満足度を高め、企業全体の発展にも寄与するものです。これからもリツアンSCTの挑戦を見守りつつ、他の企業もこのような取り組みを参考にし、より良い労働環境を築いていくことを期待しています。